愚かな決断を下すということ


年度初めでお客さんの元への挨拶を済ませ、今年度のおおまかな予定を確認しながら、手持ちの資金とにらめっこ。検討通りの一年が過ごせそうでワクワク感が高まる。もちろん想定外の出費を強いられ、予定が狂うなんてこともあるかもしれないが、そういうのも織り込み済みよ。ヤクザの車に傷をつけて1,000万円を請求される、なんてことさえなければ順当に進むはず。

そんないつもと変わらない日常を過ごす中で、絶望の淵に追いやられるようなニュースが飛び込んできた。サッカー日本代表・ハリルホジッチ監督の解任。個人的に、W杯出場国内で力が大きく劣る日本が、強豪国に対してどういう策を講じて勝機を見出していくのか、をとても楽しみにしていたので、けっこう悲しみに暮れている。

親善試合でもひたすら手の内を隠しながら、状況に応じたテストを繰り返し行なっていて、結果が出ていないことも対戦国への牽制という趣旨と考えれば、非常にポジティブに見ていた。

のだが…。

田嶋さんの会見を見たけど、内容的にまったく話になっていなかった。会見から一夜明けた後の報道を見るに、いろいろなことが書かれていた。解任に至った理由に、コミュニケーション不足と信頼関係の欠如が挙げられていたが、たぶんそれは目くらましだろう。目くらましにもなっていないけど。

代表チームが勝つ試合しか見たくない一般人。その一般人を「日本サッカーって強いんだよ」って信じ込ませて金儲けしたかったスポンサー。国際Aマッチのキャップ数を重ねていくうちになぜかわがままでプライドばかりが高くなっていったスター選手。

思えば、この3者からしてみれば、ハリルホジッチは本当に都合の悪い人物だった。社交辞令は一切しない。「君たちは弱い」と本当のことを普通に何度も繰り返し言う。

代表チームが弱いとなると一気に関心が薄れる一般人。一般人の関心が薄れるとお金儲けできなくなって困るスポンサー。その一般人とスポンサーを喜ばせることができるのはスター選手の起用、となると、まぁ絶望的な決断に至った理由が垣間見えてくる。

はっきり言って、目標とする大会で好成績を残すよりも、お金儲けを優先することそれ自体は悪いことじゃない。ありといえばあり。むしろそういう路線に進みたいのであれば、それでいいと思う。4年に一度の大会で賞金を獲得するよりも、毎年多額の資金調達できる方が効率が良いから。

だからもうお粗末でみてられない今回の解任劇も、「これからはお金儲け優先です。その前提の中で勝てるように頑張ります。」という決意表明だったと思えば、心の整理はできる。お金儲け、大事だもの。

ただ選手の造反で監督のクビが切られた件は、新卒で入社した会社が労働基準法を守らないことに、真っ向から立ち向かってしまった会社員時代の私自身のことを思い出す。もう3年も前の話か。

基本的に相手が悪かろうが、パワーバランス、組織で上の立場にいる人間たちに対して、平社員の端くれが物申してはいけなかったのだ。潔く退職して身をひいたつもりではいるけれど。いつかの自分に反省したい。

なんか、スジの通った世の中になってほしいものですね。

#雑感

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