外の空気を見てみるということ



4日間だけであるが、香港に行ってきた。出張目的の入国だったが、香港国際競走の観戦をして、ついでにちょびっと観光もまじえられたら、と考えていた。物価が少し高いな、と感じたが、来て良かったと心から思った次第である。
国土面積が狭い故、行きたいと思ったらそれほど所用時間をかけずに移動ができた。中心街から結構離れているように見える国際空港でさえも、1時間と少しで行けてしまうのだから便利なもの。
ただこの面積でたくさんの人口を捌くのはさすがに難しいようで、建物自体がかなり高層なものが出揃っていた。立体的にして解決、という手法はやはり理にかなっている。大地震がきたときのリスクはあるのだろうけど。
英語は必須だったな。現地の言語を話せないならなおさらきちんと習得しなければならなかった。次の機会までの課題だ。駅や街中で道を訊ねる際も、言葉が通じないと思われたら露骨に拒否されたのはいい経験になったのだと思いたい。
いつかは世界を相手に仕事をして行きたいので、こうして外の空気を味わうことは大切な作業。とりあえず希望を語るだけで終わらずに外国語の習得と、希少価値のスキルを磨くことに没頭しよう。
ただ。前述のように物価は少し高めだった。よその国はどうなのだろうか。よその国で高く売れているものが日本では低価格で売られているのは経済的な観点から由々しき問題と考えている。ここからアジアの国々が急速な経済発展に成功し、欧米の国々との差が埋められずにいくと、日本は発展途上国への道を進んでいくのかもしれない。リソースは限られていて、知能のアドバンテージがなくなっているので。
また暗い話になった。とりあえず帰国したのでボチボチ案件を取りにいかねば。