逃したスリルを待ちわびるということ


自分の環境が変わったんだなと強く感じさせられる瞬間は、自宅への帰宅のときだったりする。学生時代から遡って、かれこれ10年近くも22時過ぎに自宅に帰る生活を続けていた。特に社会人になってから、その傾向に拍車がかかった。

新卒で入った会社は1日の始まりが割とのんびりした業界だったから、朝の通勤ラッシュから少しずらした時間の移動が可能だった反面、夕方から夜にかけて忙しくなる。特に終業時間前後に、顧客から短納期&重作業&無単価の依頼が殺到することもあり、売上にならない残業を強いられる毎日だった。

おかげさまで夕食はいつも報道ステーションを見ながら。食べて風呂入って歯磨きして寝る。そして翌朝に起きて…、てな具合に、自宅は帰って寝るだけのためにある存在だった。自宅にいない間に見ることができない番組はすべて録画。だけどその録画を消化視聴するための時間もないという生活を経て、今は拘束時間の短い環境を手にいれた次第だ。

帰るのは案件次第ではあるけれど、やるべきことをやれば通常19時〜20時には自宅に到着する。そのためサッカーW杯アジア最終予選をリアルタイムで鑑賞できたのはかなり久々のこと。当方が中学生だったドイツ大会の最終予選以来だったのでは(確か大黒が決めた試合)。先日のイラク戦、リアルタイムさながらのワクワクドキドキの90分間はとても面白かった。これまでは先に結果が判明してから録画再生というのがほとんどだったから。ドローだったけど、あの気候の中では致し方なかったのだと思っている。

これで日本はあと2試合でどちらかに勝てば、来年の本大会出場が決まる。残りはすべて上位国との対戦ということもあり、一筋縄にはいかないだろうが、それでも現時点でグループの中で一番、出場権獲得に近い立場にいるので、優位な点は変わらない。終わってみれば、しっかりと結果を残していると思う。

ただそれでも、もうちょっとスリルのある最終予選を体感したい、というわがままな気持ちを持っている。自国開催の2002年から今までずっと、日本は危なげない形で本大会出場を果たしている。ギリギリの展開の中で、ようやく掴み取ったような泥だらけの日本チームも見てみたいのだ。

自分にとって痛恨だったのはジョホーバルの試合をリアルタイムで見なかったこと。小学校に入学したばかりの少年は夜になったら眠っちゃうんだ。当時はW杯に出るということの意味が全くわからなかったし、初出場を決めた際の世間の熱がどれほどのものだったか全然記憶にない。ただ3,4年前にたまたまそのジョホールバルの試合を見る機会があって、何気なく見ていたら、ものすごく面白い試合だったのでびっくりした。

勝ったら本大会出場、しかも初めての。その状況であんな熱い試合。自分はなんてものを見逃してしまったのかと冗談なしで途方に暮れた。だからどこかでまた当時の借りを返したいと自分勝手な野望を持っている。

だから初戦のUAE戦に敗れた今回、やっと面白そうな予選になるのかなと思ったのだけれど。でもまだわからないよ。3位に転落して韓国とプレーオフとかになったら、それはそれでものすごく見てみたいシチュエーションだ。

イラク戦、先発に井手口陽介が出ててびっくりした。ケガ人続出とはいえ、なんだこのメンツはと、思わず笑ってしまった。堺ですごい中学生を目の当たりにしてから6年。いくら何でも、そこまでたどり着くのは早すぎはしないかね。

#クラブユース

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