回り回って自分が困るということ


この前読んだ新聞にちょっと面白い記事が載っていた。今の中学生は登下校する際に背負うかばんが非常に重いのだという。地域によって差があるのかもしれないが、なかには10kgに迫る重量の荷物を詰め込んだかばんを持っている子もいるらしい。生徒の保護者から疑問の声が多数挙がっているという。

10kgはさすがに重いな、と思いつつ、何を詰め込んでそんなに重くなるかはちょっと不思議に感じる部分もある。部活によっては重い用具の持参を余儀なくされるケースもあるのだろうが、勉強用具だけでそんなに重くはならないはず。ただ記事を読み進めていくと、今の教育現場が抱える闇が垣間見えてきた。

学級担任(学校側)が、生徒個々の荷物を学校に置きっ放しにすることを許さないのだという。

我々が小・中学生の頃は、教科書を自分の机の中に入れっぱなしで下校するなんて日常茶飯事だった。英語や数学の主要教科は、毎日かばんに入れていたが、他の科目の教科書は常に学校に置いていた。社会の資料集なんかはテスト期間のみ自宅に持ち帰っていたが、道徳や家庭科なんかはずっとクラスのロッカーにしまっていた。授業で忘れ物の防止にもなるので、これはこれで理にかなってはいた。

でも今は主要教科だけでなく、選択科目の教科書や資料も持ち帰るように指導しているらしい。表向きな理由は、自宅で自主的に様々な科目の勉強を促すためであるみたいだが、本当の理由は盗難防止らしい。

学校に置きっ放しの教科書を別の生徒が盗む、あるいはいたずらする。こういうことが起こると、まず教師(学校)に矛先が向かってしまう。なぜそんないたずらを止められなかったのか、盗まれたものを代わりに弁償しろ、と。被害に遭った生徒の保護者からこのような苦情にいちいち対応しなければならない都合上、日々の生徒の負担よりも自分たち(学校)を守ることの方を優先した形をとることになった。

保護者は盗まれたら盗まれたで苦情を言い、ならばと盗難を防止するための学校側が用意した施策にも苦情を出す。けっこう滑稽な話ではある。本来なら学校側(広い視点で見れば教育委員会)が、理不尽なクレームを出してくる保護者を一喝すれば済むことではあるのだが、そこは何故かかなり及び腰らしい。そんな状況を尻目に、現場は保護者のサンドバックと化すのであった。

学校現場では特にそうなんだろうけど、全体的にこういうケースはどの業界にも見られる現象。早く一般の人たちは自分が発したつまらないクレームが、回り回って自分を苦しめていることに気づいた方がいいと思う。

◎人助け

用件があって、芝公園を歩いていたらインド人留学生から、東京タワーの行き方を教えて欲しいと言われた。語学が拙いので、案内は無理(道順もわからなかったし)。少し時間も空いていたので、一緒に行ってあげることにした。

恥ずかしながら初めて来たかも。20年以上も首都圏に住んでいるのに。スカイツリーは3回も行ってるんだけどね。

#雑感

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