忍耐を続けていくということ


小説「ナオミとカナコ」の文庫版が発売されていたので早速購入。単行本が出ていたときからずっとこの日を待っていた。昨年1月にテレビドラマを見ていたので、おおよその話の流れは存じていた。けれど読み始めたらやっぱりハラハラドキドキ。

夫による過激なDVに悩む女性が、学生時代からの親友と2人で夫を殺害するというストーリー。夫と瓜二つの中国人を駆使して完全犯罪の成立を狙うも、次々と浮き彫りになる疑念に追い込まれていく2人。最後は夫の妹・陽子の執拗な追及を前に真相が明らかになってしまい、国外逃亡を決意する。

この話の切ないところは妻側がただただDVに耐えるしかないという状況だったこと。迂闊に抵抗すれば更に暴力がエスカレートする恐れがあり、逃げればどこまででも追いかけてきそう(妹を見てればそう思うのも致し方ない)で、何より実の両親に心配をかけられないこと。これらを総合したら、自分が耐えればいいんだ、という結論に至るのも無理はなさそうな流れだった。

これを仕事と置き換えてしまう自分がいた。過酷な労働環境。うまくいかない人間関係。やっている仕事の将来性のなさ。今すぐにでもここを抜け出したい。でも辞めると言ったら会社からどういう反応をされるのか、そして新しい仕事先が果たして見つかるか。何より退職は人生の一大事の出来事、身内や友人に心配をかけさせる恐れがあった。これだけ不安な要素があれば、現在の環境に泣き寝入りする人はすごく多いはず。ていうか身近にはそれがすごく多かった。

日本の学校教育では、苦しいことを耐えていれば、いつか必ずいいことが待っているようなことを言って、あえて苦しいことに立ち向かわせる側面がある。それは一つの面からは正しい概念なのだが、全てにそれが当てはまるわけでもない。そもそもの話、暗闇の道を歩き続ければ、光のある場所に辿りつけることの方が稀だったりする。

やまない雨はないかもしれないけど、どうせまた降ってくるんだよ。だったら雨が降りにくい場所、あるいは降ったとしても降雨量の少ない場所に自分の身を置く決断や行動が非常に大事になってくる。根性だけで健康の維持はできない。自分のことは自分で守るんだよ。

◎どっちを選ぶの

東京六大学が開幕。桐光学園から立教大に進んだ中川颯がもう出番をもらっていた。投手で。高校卒業してからどっちをやるのかなと気になっていた。たぶん最終的には野手になると思うが、この時期に神宮のマウンドで投げられるのはすごいこと。選択肢を持った中で上のステージに行けるのは羨ましい

#高校野球

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