悲痛で魔がさしてしまったということ


一気に気温が上がってきた。半袖でないと日中はけっこう汗ばむ。梅雨入り前だというのに30℃に迫る頻度が増えてきている。水分補給は必須。せっかく自宅から水筒を持参しているのに、あっという間に飲み干して買い足すという日々がまたやってくる。出費に頭を悩ますのであった。

何かと腹の立つことが多い今日この頃。それはいったん置いといて先日、耳を疑うニュースが飛び込んできた。中央大学の鴨池陽希で窃盗で現行犯逮捕されたという一報が。Yahooニュースのトップでリリースされているのだから、かなり信憑性の高いものだったはずだが、にわかに信じられない気持ちでいっぱいだった。

全員が全員、聖心君子だとは思わないけれどもU-18で日の丸を背負った子がまさかそういった事件を起こすとは考えも及ばなかった。ただ犯した罪が窃盗ということで、わからないでもない気持ちも沸き起こり、何とも不思議な心境だった。これは昨今の運動部に所属する学生たちの経済事情を示したトピックとして、見逃せない一面を持ったものだと思う。

5年前。現在は日本代表の常連となっている丸山祐市が明治大学にいたときの話。全日本大学選抜のメンバーの中で、新聞を読んでいるのは自分だけだったという何かで読んだコメントが印象に残っている。当時、丸山は一般企業への就職が第一希望で、それが叶わなかったのでプロ入りした経緯の持ち主だった。その時はかなり珍しいケースとして騒がれた記憶がある。ただ丸山以外のメンバーは就職活動すらしていなかったという。個人的にはそっちの方こそが珍しいというか、変わった現象だよなと思っていた。

高卒でのプロ入りが叶わず、大学で力を磨いて再びプロの道を目指す。そういった目的を持った選手はアルバイトをしないのだという。日々の練習や公式戦に年に数回の遠征。それに本業の学業も重なれば、お金を稼ぐ時間はあまりない。それにプロを目指すのであれば、そういった時間は自主練で費やしたいはず。すると自然と経済状況が苦しくなっていく。

親元を離れて寮生活を送ればその費用がかさみ、授業料も毎年かなり高い額が必要になる。そこに遠征費、用具費となると家庭によっては非常に苦しい状況に追い込まれる。実際、そのお金が工面できずに、大学の先生が肩代わりする学生の存在も決して珍しくないのだという。

鴨池の家庭はどんなものなのかは不明だが、もしそういった苦しい状況に立たされていたのなら、魔が刺してしまったのもうなずける。女性にみだらな行為をしたとか、ドラッグに手を出したというよりかは、まだ庇いたくなる犯行だった。本当はよくないのは承知だけれども。

当然ながら5月中旬から鴨池は公式戦のメンバーから外れている。部や学校はどういう処分を出すのだろうか。まだまだチャンスを与えてほしいと思っているが、現実はおそらく厳しいのだろう。ただこの手の学生はまだたくさんいるはず。今回は切ない形で表面化した。これは全員が知っておくべき

#クラブユース

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