コンタクトと駆け引き


高校年代の各競技の夏の全国大会が終了。

それぞれここから新たな局面を迎えていくことになる。

野球は3年生が引退し、新チーム初の公式戦となる秋季大会が始まる。

サッカーは中断していたリーグ戦が再開。そして1ヶ月半もしたらすぐにJユースカップや選手権予選が始まる。

この年代のどの競技でも通ずる、夏にオフが設けられない日程面の再考は必要だと思うが、その一方で毎週必ず彼らの真剣勝負が見られる贅沢もあって、なかなかに悩ましい。

見てる側の大きなエゴではあるが、今はまだこの環境を十分に楽しみたい。

選手がパンクしない程度で。

夏終わり、一発目の取材はサッカーのプリンスリーグ関東を選んだ。

会場は等々力でフロンターレが桐光学園と対戦。雨の中での激しい試合は2-2のドローに終わった。

序盤はフロンターレが圧倒的に攻め込むが、後半は一進一退の展開で互いの良さが存分に見られた素晴らしいゲームだった。

注目の桐光学園・小川航基は劣勢の展開で先制ゴールを奪い、後半はターゲットマンとしての役割を担い、トップでボールを収めて桐光の攻撃に厚みを生んだ。

特に相手DFから強いコンタクトを受けながらも、ボールコントロールとシュートを正確にプレーできる部分に目がいった。

体勢を少し崩されたとしても瞬時にバランスを整えられるようなツボをおそらく持っているのではないか。

複数のマークを背負いながらもキープやパスに乱れがないため、味方が攻め上がる時間が作れるし、その瞬間でベストの選択肢をチョイスする余裕もある。

ただ単にフィジカルが強いだけじゃない、非常に興味深いプレイヤーだった。

あえて課題を挙げるなら、その当たりの強さに頼り切っているところか。

今は高校生相手だから通用しているが、大学やプロの屈強なDFが相手の時はそうはいかない。かなりの確率で潰されるし、キープでタメが作れる時間も限られるだろう。

自分の好きなエリアで身体を張るだけでなく、ボールを受ける際の駆け引きを覚えてもらいたい。

出し手のタイミングを見計らってギャップに顔を出したり、なるべくコンタクトを避けるようなもらい方ができたら、もう一つ上のステージに行けると思う。

そのあたりに関しては、この試合の対戦相手だったフロンターレの岸晃司が非常に巧みだった。

コンタクトをせずとも、駆け引き次第で前を向いてゴールに進めることはできる。

冬までの間に、是非ともチャレンジしてほしい。

スケールとしても先輩の瀬沼優司を凌駕できるものを持ってると思うから。

そろそろ3年生は進路が決まり始める時期でもある。

小川はやはりプロだろうか。話によれば清水が有力かもなんて声も聞こえてくるのだが、もう少し様子を見ながらじっくり決めていけばいい。

出場機会を優先的に考えるべきだとは思うけれど。

#クラブユース

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