宮城大会 準決勝

雨天順延などで日程が大幅に狂ったため、当初予定していた西への遠征は中止に。楽しみにしていた龍谷大平安は諦める苦渋の決断となった。気を取り直し、合わせて選択肢に入れていた宮城への遠征を敢行した。

今年の高校生野手では一番星の呼び声高い仙台育英の平沢大河が目当てだ。宮城大会の準決勝、コボスタ宮城に足を運ぶ。

第一試合の開始前に雨が降り出した。ここ最近炎天下ばかりだったのでとても心地よい雨だ。ただ観客の殆どが屋根下、あるいはコンコースに逃げる。確かに少し強めになってきた。振りすぎて中止になったらシャレにならないので、うらめしく空を見上げる。やがて雨足は弱まり、予定通り10時にプレーボールしたので安堵した。

試合は序盤、予想外の乱打戦になった。初回大量の5点を奪った育英が裏に石巻から3点を失う。

エース・佐藤世那が一つのアウトも取れずに降板。不調とは聞いていたがここまでバラバラな投げ方で制球が定まらないところを見ると昨秋の神宮大会時とは別人に見えた。1回途中から百目木優貴が緊急登板、それでいったん試合は落ち着く。

その後は2回に4点を奪い、その後もコツコツと追加点を重ねた育英が計11点を奪い完勝。とはいえ通常ならコールドのところを9回まで付き合い、百目木に100球を越す球数を放らせる羽目になったのは誤算だっただろう。

この日の平沢は無安打。インパクトがかなり前になっていて、球を自分の近くに呼び込めていないような感じはした。

春季東北大会で小指を骨折し、今大会直前にようやく復帰にこぎつけたが、感覚的な部分はまだ取り戻せていないといった具合だ。ただ4回の守備では驚異的な守備範囲の広さを披露し、能力の高さを見せつけた。センターに抜ける二塁ベースよりやや一塁ベース側に転がった打球をショートが捕ってしまった。高校生であんなすごいプレー、見たことないよ。

エースの佐藤世と主軸の平沢が不完全燃焼に終わっても完勝するくらいだから、育英の層の厚さは県内では抜けている。

目に付いた選手としてはリードオフマンの佐藤将太がいきいきとプレーしていたのが印象に残った。足があって飛距離もある。彼が得点圏に入って、平沢と郡司に回せばというような戦いが育英の王道パターンなのだろう。

その佐藤の代わりに9回、サードの守備についた西巻賢二はもう少し見てみたかったかな。昨年の全中で優勝した中等部の主将。平沢の離脱時に起用された際に質の高いプレーをしたのが評価され、今大会の登録に入ったようだ。上林→平沢→西巻と隔年で高校トップレベルの内野手が生まれる方式が出来上がると楽しいのだけど。

第一試合が終わったところで球場を後に。このまま第二試合もと思ったが早めに東京に戻らなければならなかったため断念。

翌日の決勝は無事、育英が勝ったようだ。佐藤世がきちんとした投球を見せ、平沢にも快音が聞かれた。8月の選手権でもそれなりに上に行けるチームなので、そこでまた楽しませてもらうとしましょうか。

#高校野球

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