高校入学後の五十幡

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今夏最初の大会に選んだのは栃木。佐野日大、とりわけ五十幡亮汰をお目当てに栃木市総合運動公園に足を運んだ。

昨秋の関東大会で観るつもりだったが予定が変わり、観れなかった。勝ち上がれば良かったんだけど、初戦で常総学院に惜敗。もちろんセンバツ出場は叶わず。

今春も県大会ベスト8で敗退し、関東に出てこなかったので機会が作れなかった。だからやっとの思いだよ。

五十幡を初めて観たのは2013年リトルシニア日本選手権。あれは確か神宮球場だった。

平凡な内野ゴロを足でヒットにしてしまう俊足ぶりに一気に目を奪われた。

その2週間後に出場した全国中学校体育大会の陸上100m、200mで優勝するくらいなのだから、それは図抜けて速かった。その全中で五十幡の下にいたサニブラウン・ハキームが先日の世界ユース陸上で金メダルを獲ったのだから、かなりハイレベルな戦いだったはず。

そして2回目が今回。高校入学後としては初めて観ることとなった。

注目したのは打撃。足の速さはもう十分に知ったのでバッティングがどの程度のレベルにあるのかに大きな興味があった。

第一打席は四球。出塁後、初球で二盗に成功。

第二打席は右前安打。

第三打席は犠打

第四打席は右三塁打。

2打数2安打2盗塁3得点。圧巻の成績だった。

まず印象に残ったのは「金属バットの属性に頼らない打撃」をしているな、という部分だった。少し芯を外してもそれなりに飛んでくれる金属バットだが、五十幡はバットの芯にボールを乗せるような感覚でバットを振っていたように思う。

こういう打撃ができれば、木製バットのステージに進んだときも早く対応できる。

第四打席のスリーベースはライトの頭を越えたものだった。あまり大きな打球を打つタイプではない五十幡だが、ボールが速くない投手からこれだけ大きな打球が打てたのは正直驚きだった。芯に乗せつつもインパクトの瞬間にパワーを引き出せているからこそなのかもしれない。

第三打席の犠打も、あれだけの足の速さがあるのだから自分も生きようとしてバントが雑になってしまう俊足プレイヤーを少なからず見てきたが、きちんと転がすことを優先にしていたのは好感が持てた。

リトルシニア時代はスピードばかりに目がいき、あまり打撃をしっかり観ていなかった。だから最初からこれぐらいできていたのかもしれないが、個人的には入学後の成長と受け取りたいと思う。

まだ2年生だが、完全に高校トップレベルの外野手に近づきつつあると思った。

ただドラフトにかかるかどうかはまだまだ今後のレベルアップ次第なのかな、と。

この日はコールド勝ちだったが、作新学院のレベルを考えたら佐野日大の今夏の甲子園行きは少し難しいだろう。

卒業までには甲子園で目一杯走らせてやりたいなぁ。

#高校野球

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