夏を見据えた積み上げ


吉田凌

宮地恭平と長倉蓮

千野啓次郎

春の関東大会に行ってきた。都合により18日(月)のみの日程だったけれど。

会場は富士北麓球場。準々決勝2試合をしっかりと堪能してきた。

浦和学院の強さはやはり本物だった。先発の小倉は完封目前で痛い一発を浴びて降板したものの、制球と球のキレで前橋育英打線を面白いように翻弄していた。

野手陣も目立ったスターはいないものの野球の本質を理解した選手が多く、試合巧者ぶりにはため息が出るほど。

投手も江口がまだ控えていて、榊原も大事に大事に経験を積ませてもらっているようで、森監督の采配も試行錯誤の色合いが見て取れた。これで夏にはまたバージョンアップした姿が見られるのでは。末恐ろしい限りだ。

そして個人的な本命の東海大相模はこの関東大会も例外ではなく、戦力の底上げを最優先にしながらも勝ち進んできた。

主砲・豊田寛は一切起用せず、県大会と同じく山田啓太を積極的に経験を積ませている。

そんな流れの中で迎えた準々決勝の先発は吉田凌。

決して本調子とはいえない中での登板になったが、朝山広憲など強打の作新学院打線を小林虎太郎の一発のみに抑える1失点完投勝利。直球を中心に投球を組み立てる新たな一面を見せてくれたのはポジティブな驚きだった。これまでは困った時はスライダーに頼る傾向が強かったが、明らかにスタイルが変わった。

これならば夏はもっと良くなるのではと大きな期待を抱かせるには十分な投球だった。

冬を越して、一段階レベルアップを果たした小笠原との2枚看板はよほどのことがない限り、崩れないだろう。

夏の本番は野手陣の出来にかかっている。準決勝の浦和学院との対戦では江口に完璧に封じられ無得点。ああいった技術で翻弄するタイプの好投手を相手にしたときの攻め方に工夫が必要かもしれない。

ここにきて千野啓次郎が打撃面で完全に何かを掴んでくれたのは良いことだが、春全体を通して下位打線からの得点力にやや寂しい面がある。

前述の豊田温存や戸崎をスタメンから外したりと、門馬監督は様々な刺激を注入しているようでこのあたりで大きな積み上げができれば素晴らしいチームになっていると思う。

あと2ヶ月弱で夏が始まる。

とにかく悔いなく思いっきりプレーしてほしい。結果はその延長でついてくるはずだから。

#高校野球

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